Apple、Google、Microsoft、Adobeが共同開発し、2016年9月に正式発表された新しいフォントの概念であるバリアブルフォントというものがあります。
WEBでは大手である4社が参加しているのですから、あっというまに広まっていきそうなバリアブルフォントなのですが、どんなものなのかというと、「ひとつのフォントファイルでありながら複数のフォントのように利用できる」フォントであると、アドビのタイプデザイナーであるジョン・ハドソン氏が定義していて、素人からすれば、なんのこっちゃ??って感じですよね。
まぁ、簡単に言うと、1つのフォントでフォントウェイトやグリフの幅などをが調整可能なフォントのことのようで、例えば、何らかのフォントを選択し、ミディアムやボールドなどのウェイトを設定した後、選択したウェイトよりも少しだけ細くしたい、太くしたいというような調整に対応するフォントのようで、もっと感動するように言えば、ベースとなるフォントから自分好みのフォントを無限に作成可能ともいえるフォントなのだとか!!!
まぁ素敵!!!なんて思ったりもしますが、このバリアブルフォントを実用化していくためには、レンダリングエンジンや各ブラウザー、そしてデザインするためのソフトウェアの対応が必要のようで、2017年11月現在、ブラウザーで対応しているのはSafari 11のみなのだそうです。
ソフトウェアでは、Adobe CC 2018からPhotoshopとIllustratorともにバリアブルフォントに対応しているようですが、まだまだ一般的となるには先が長そうです。
試してみるのであれば、コチラで試すことができますよ。