Webデザイン部門の日々

WebデザインのことやIT系のニュースのことなど色々な技術のことなどを書いていきます。

マイクロサービスは、それぞれのサービスを独立したアプリケーションとして構築し、それらが互いにデータをやり取りすることで全体のシステムを構築するアーキテクチャーで、アメリカの巨大IT企業や日本のメガベンチャーが導入し、大きな成果を上げているのですが、反面、マイクロサービスの実体は分散システムであり、そもそも分散システム自体、設計・開発・運用のいずれもがとても難しく、それぞれのデータベースがサービスごとに分かれているため、データの整合性を保つのが大変になることもあり、いまにわかに流行り始めているのが「モジュラーモノリス」という新技術。

A Packwerk Retrospective

モジュラーモノリスは、マイクロサービスのように複数のサービスを別のアプリとして完全に分離するのではなく、同じアプリの中をサービスごとにモジュールとして分割するというもので、外から見ると1つのアプリなのですが、内部は分かれているイメージで、これにより、各サービスの開発の独立性をある程度保ちつつ、分散システムの難しさを回避することができるようになります。

生成AI、Gemini

2023年から提供を開始していたGoogleのチャットボットのBardは、現在Geminiという名称に変更されています。

gemini
というのも、2024年2月にグーグルは、生成AI製品「Gemini」へのリブランディングを行っており、同社のAIモデルおよびそれを使ったサービス群に共通して「Gemini」使われることになっています。

テキスト、画像、音声、動画を入力として受け取り、テキストと画像を生成することができ、これまで主力の生成AIモデルといえば、OpenAIのGPT-4だったのですが、Geminiは主要な指標の多くでそのGPT-4を上回っており、GPT-4を凌ぐともいわれています。

「Gemini Ultra」「Gemini Pro」「Gemini Nano」という3種類のモデルが存在しており、「Gemini Ultra」は、最も新しい最上位モデルで、高度で複雑なタスクにも対応可能しており、「Gemini Pro」は、幅広いタスクに対応する最良モデル、応答時間の短縮も実現、「Gemini Nano」はスマートフォン(Pixel 8など)上での利用を想定したモデルとなっています。

Googleは、Geminiを「データセンターからモバイル端末まで柔軟に利用できるモデル」と位置づけており、用途や活用シーンに応じて種類を選ぶことで最適な利用環境を提供しており、Geminiの仕様料金については、2024年2月時点では無料となっており、Googleアカウントを持っている場合、無料登録することで回数制限なしで自由に使え、上位バージョンの「Gemini Advanced」にアップデートすると、月額2,900円で無料版よりも便利な機能を利用することが可能となっています。

htmxを学ばないかんのかいな

まぁ、WEBの技術の進化は速い・・・。

HTML5廃止に伴い、html standardになってから、とんと情報が流れなくなってきたなぁと思っていたら、時代はhtmxとな。

htmx

なんでも、HTMXは、JavaScriptを記述せずに、Ajax通信や高度なUXを実現できるライブラリなのだとかで、2024年はHTMXがくると言われているぐらいなのだとか・・・。

htmx.org

HTMXの目的は、JSを最低限にして高度なUXを作ることなのだそうで、おっそろしいことに、以下CDNを読み込むだけで簡単に使えるようになるのだとか。

JavaScriptを書かずにサーバーとの通信処理を実現できるのはいいのだが、これまた学習せねばならんのう。

複雑なJavaScriptのコードを記述することなくシンプルな方法で動的なWEBページを作る場合にいいようだけど、見た感じ「html」に毛が生えたくらいの簡単さかと思いきや、ちょっと面倒くさそう・・・。

2年以上使われていないアカウントの削除

2年以上使われていない、いわゆる休眠状態となっているGoogleアカウントの削除が、12月1日より始まっていますね。

Googleアカウント
たいしょうとなるのは個人アカウントとなり、企業・教育機関向けのアカウントには適用されないのだそうで、さらにアカウントがGoogleプロダクト・アプリ・サービスの購入や定期購入に使われている場合や、残高のあるギフトカードを含んでいる場合、ファミリーリンクで有効な未成年のアカウントを管理している場合などは対象外となるようです。

今回の削除を回避するには、「使用中」(アクティビティ)と見なされることが重要で、具体的には、次のような操作を行っておいたほうが良さそうですよ。

  • メールを読む、送信する
  • Googleドライブを使う
  • YouTubeを見る
  • 写真を共有する
  • アプリをダウンロードする
  • Google 検索を使用する
  • Google でログイン」機能でサードパーティ製のアプリやサービスにログインする

複数のアカウントを使っている場合は、それぞれのアカウントで上記のような操作を行っておかないと削除されますので、アカウントごとに対応しておきましょうね。